【アメリカンフットボール部】 日大側の回答文について会見「誠意ある回答ではない」 遺憾の意を表明


〈写真・17日、日大が示した回答文について会見する鳥内秀晃監督と小野宏ディレクター(左)〉

  
 5月17日、関西学院大学上ケ原キャンパス内にて、鳥内秀晃監督と小野ディレクターが、悪質タックルの抗議文に対する日大アメフット部からの回答文についての記者会見を行った。負傷した選手、保護者に対し、直接の謝罪の申し入れがなかったことに対し、遺憾の意を表明。また、プレーが起こったことへの経緯が明らかにならなかったことに対しても、説明が不十分だとし、「誠意ある回答ではない」と発表した。
 日大側は、問題が起きたプレーについてルールに基づいた「厳しさ」の中で起きた問題と回答。「意図的な乱暴行為を行うこと等を選手へ教えることは全くございません」と否定した。また、確認作業が不十分なことから事実や経緯について24日をめどに回答。関学側は、24日までの再回答書で誠意ある回答が得られなかった場合は、次年度以降の定期戦を打ち切る方針を崩さないと発表した。
 問題の起きたプレーは、5月6日の日大との定期戦で起こった。関学の最初の攻撃。関学QBがパスを投げ終えた約2秒後に、日大DLのタックルを膝付近に受けた。QBはそのプレーで負傷退場。翌日、病院で全治3週間と診断された。また、足の痺れ(しびれ)を訴えたことから14日に精密検査。「第2・第3腰椎棘間(きょくかん)じん帯損傷」と診断を受け、後遺症が残る可能性は極めて低いと所見を受けた。
 事態の収束の気配は見えない。関東学生連盟でも、法大、東大、立教大、明大が相次いで日大との試合を中止。各メディアでも連日の報道が続く。関学側と日大側の両校の主張が対立している状態だ。一刻も早い真相究明により、問題の全容を明らかにし、選手がプレーをしやすい環境をつくることが指導者として求められている。
  
[問題の経過]
◆5月6日  日大との定期戦で3度の反則行為で日大DL退場。
◆7日    関学QB病院へ。全治3週間と診断。
◆9日    関東学生連盟が理事会で協議。
◆10日   同連盟が日大DLの無期限対外試合出場停止、日大の監督に厳重注意したと発表。関学は抗議文書を10日付で送付。
◆12日   日大は騒動後初の関大との対外試合。関学は記者会見を開く。
◆13日   関学は騒動後初の日体大との対外試合。
◆14日   法大、東大、立大が日大との対外試合中止を発表。同日、関学QBは精密検査を受け、神経には異常がないと診断された。
◆15日   日大が関学の抗議文に対して回答書を送付。
◆17日   関学が回答書に対する記者会見を開く。事実関係の把握やプレーの経緯について24日をめどに改めて回答を求めた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です