【ラグビー部】 同大を下し、3連覇に王手!

 11月20日、神戸ユニバーに於いて行われた、関西大学ラグビーAリーグ(対同大)。関学は28‐25で同大を下し、関西3連覇に王手をかけた。次節の天理大戦が優勝決定戦となる。
【表面】
 4勝1敗で迎えた同大戦。最終戦に優勝争いを持ちこむためにも、負けられない試合となった。両校一歩も譲らない展開の中、気持ちの強さを見せ28―25で勝利。接戦をものにし、3連覇への望みを最終節の天理大戦に繋いだ。

【全員DF】
 関学キックオフで始まったこの試合。開始早々、関学はミスから同大に攻め入られ、先制トライを許す。しかし16分、敵陣ゴール前でラインアウトを獲得。そこから得意のモールで前に前に進んでいく。最後はNO8小原(人3)がモールから抜け出し同点トライを決めた。このトライで流れは関学に傾き始める。敵陣22メートルライン、同大のラインアウトでボールを奪い取った関学。CTB村本(文3)、LO臼杵(法1)、CTB田中(商4)へ相手のディフェンスを崩す、華麗なパス回しを見せる。そして、最後にパスを受けた田中が空いたスペースに入り込みトライ。12―5とし、同大を突き放すことに成功する。その後、同大に2点差まで追い込まれるも、試合終了間際にはHO緑川(商4)がモールから抜け出しそのままトライ。前半を21―12で折り返す。
 9点リードで迎えた後半。自陣で激しい相手の攻撃に反則を重ねてしまう。ペナルティキックを与え、3点差まで詰め寄られる。苦しい場面が続く中、関学も意地を見せ小原がこの日2本目のトライを決めた。そして、同大の猛攻を懸命なタックルで凌いでいく。苦しい時間が続いた後半だったが、同大の追い上げに耐え抜き、28―25で白星を飾った。
【頂上決戦】
 「勝因は最後まで諦めなかったこと」と主将・緑川。後半の同大の反撃に耐え、関学は見事接戦をものにした。最終戦、3連覇に向けて天理大に挑む。これまで負けなしの天理大にどう立ち向かっていくのか。結末は12月4日に花園で確かめるしかない。
【裏面】
 リーグ戦第6戦、同大の意地に苦戦を強いられた後半。その窮地を救ったのはFWだった。固いディフェンスで凌ぎ、白星を挙げた。FWのコンタクト力は試合を重ねるごとに激しさを増している。

【努力の成果】
 「今年の関学はBK主体のチーム」。1年間、周囲からそう言われ続けてきたFW。昨年のFWの主力メンバーが抜け若いチームになり、勢いがある半面、確かに不安もあった。だが「FWはFWで勝負したい」。FW陣は春から夏にかけて、モール、スクラムを重点的に強化してきた。試合を重ねるごとに、その成果が表れ始めている。前節の摂南大戦でも、固いディフェンスで相手の攻撃を封じ込めた。そして全国にその名を轟かす同大相手にも奮闘。先制トライを許すも、ラインアウトからモールを押し進め、陣地を広げる。そしてディフェンス面でも果敢にタックルで相手をつぶしていった。後半終了間際、同大に意地のトライを許すが、FWの力強さで凌ぎきり、同大を下した。
【FWの圧力】
 若いFW陣の中に、今リーグ全試合スタメン出場を果たしているLO臼杵(法1)がいる。「試合に出させてもらえている限り、常に全力でやらないと」。臼杵は、1年生ならではの元気なプレーで果敢に攻撃に絡みにいく。
 次節の天理大戦が優勝決定戦。全勝で迎える天理大に対して、関学は5勝1敗で迎える。絶対に負けられない一戦。挑戦者の精神で立ち向かう。「スタートから先制ねらって、前半10分、20分で優位に立てたら。キックオフからFWでチーム盛り上げていきたい」と臼杵。鍵を握っているのはFWのプレッシャー。どれだけ相手に圧力をかけ、相手ディフェンスをとめることができるのか。勝利はFWの動きにかかっている。
◆ここまで全試合トライ!止まらない男・小原渉
 これまで全試合にフル出場している小原。攻守の要であるNO8として、6試合連続トライを決めている。同大戦では前半16分、ゴール前のモールから抜け出しトライ。「エリアを取って、いいところで決められた」と小原。また3点差まで詰め寄られた後半には、ラックから抜け出し2トライ目をねじ込んだ。苦しい場面でのこのトライは、勝敗を分ける一本となった。この日の小原のトライは2本とも、FWで勝ち取ったトライ。「春からやってきたことの成果が出た」。試合後に小原はそう語った。「今年はBKのチーム」。小原を中心としたFW陣は、そんな前評判を覆す活躍を見せている。最終節、これまで無敗の天理大を相手に全試合トライを決めることができるのか。小原の活躍に期待がかかる。
◆INTERVIEW―大崎監督
 強い同大相手に、最後までよくタックルいってくれた。だが前半20分間我慢できずトライを許し、最後も戦力的に攻めてきた同大を止めることができず、まだまだ力不足。最後は凌いで勝ってくれてよかった。次は天理大との優勝対決。やっとここまできた。ディフェンスのフロント3をどう止めるか、バック3も走力あるし、FWでのプレッシャーをどれだけかけられるかが鍵。ロースコアに持ち込みたい。3連覇へのチャンスは、そうないもので、二度とないかもしれない。上が育てた連覇を守りたい。タックルします。それだけです。

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