【ラグビー部】 大体大に逃げ切り勝利!

 10月31日、キンチョウスタジアムに於いて行われた関西大学ラグビーAリーグ(対大体大)。後半残り5分で2トライを許すも、35‐19で勝利を収めた。
【表面】
 この男が久々にAチームに帰ってきた!小樋山樹(人3)が今季初出場となった大体大戦で、ここまでスタンドで見ているだけだった鬱憤を晴らすパワフルなプレーでチームを勝利へ導いた。中でもコンバージョンの成功率は100%を誇り、レギュラー奪取へ猛烈アピールを見せた。

【感謝の気持ち】
 今までとは違う気持ちで臨んだ一戦だった。1年生次よりレギュラー不動の座を守り抜いてきた小樋山。しかし開幕戦でAチーム入りを果たせず、スタンドから観戦する日々が続いた。「正直、Bではくさってた」。こう振り返る。だからこそ、「Aでやるラグビーって幸せなんやなって思った。今までは心のどこかで(Aでやるのが)当たり前やと思ってたんかな。今日の試合はチームの代表という重みを感じてプレーしました」。
 この日、小樋山はこれまでの鬱憤を晴らすかのようにフィールドで躍動した。走ればボールを少しでも前に進め、コンバージョンを蹴れば五回中五度成功の職人技を見せつけた。以前「(Aチーム入りをするためには)これという武器が必要。コンバージョンの精度をもっと上げたい」と語った。それだけに、今日の結果は自信につながった。今後、強敵と試合をするなかで1点を争う展開になった際、小樋山の正確無比なキックは勝敗を左右するだろう。
【挫折を越えて】
 「試合に出られない人がいる。その人らの分も頑張りたいし、満足してもらえるプレーをしたい」。大学に入って初めて経験した挫折も、その悔しさもすべては今の小樋山につながっている。ようやく前線に舞い戻ってきた小樋山のプレーから、今後目が離せない。(山本大輔)
◆心機一転―主将・緑川
 いつも通りフィールドに出てくる朱紺の闘士たち。そこにいつもと異なる姿がひとつだけあった。主将・緑川の坊主頭だ。「(近大戦の)敗戦から心機一転するため」。と緑川は話す。大体大戦では、課題であったコミュニケーション不足を克服するために、自らが積極的に声掛けをした。そして見事勝利。嫌な流れを断ち切ることに成功した。残る試合はあと3戦。緑川を中心におごることなく、一戦一戦を挑戦者の気持ちで突き進んでいく。(宮本直実)
【裏面】
 これで4戦連続だ!この日行われた試合で小原渉(人3)は試合を決定付けるトライを決め、チームの勝利に貢献した。「トライは常に狙っていってる」と語る小原。目標とする先輩・西川征克(文卒)のようなトライゲッターに向かって次の試合でもトライを決めてくれ!

【周囲からの重圧】
 先週の敗戦でもうあとがなくなった関学。それだけにトライゲッターの背負う責任の重さは計り知れない。そんな中で臨んだ今日の試合。小原は前半23分にゴール直前左中間ラックよりボールを持ち出しトライ。これで4試合連続。「最近はボールをもらう機会が増えてきた。そこでどれだけ倒れずにいけるようになるかですね」。リーグを重ねるごとに他チームからのプレッシャーも増してきた。「今までやってきたことの精度を上げること」が、小原のみならずチーム全体がリーグ後半戦を戦い抜く鍵となるだろう。
【挑戦者の精神】
 「(天理大は)ちょっと気になる」と語る。関学を破った近大を相手に、この日48―0で大勝した天理大。その攻撃力はやはり関西トップクラス。「でも、どこが相手でも自分たちのプレーをするだけです」と小原。チャレンジャー精神を再燃させた関学。目の前の敵を一戦一戦確実に破っていくだけだ。そして、残り試合を全勝すれば優勝の可能性はまだある。小原のトライがチームに勝利を呼び込むのだ。
◆今季初出場!湯浅
 後半10分、SH芦田(人3)が反則を取られ、シンビンに。そこでリザーブとして投入された湯浅(人1)。湯浅にとってこの試合が今季、Aチーム初出場となった。「芦田さんとか、SHの先輩がすごいんで、その人と代わってもチーム力が落ちないように」と自らを奮い立たせた。SHはチームの攻撃の起点となるポジション。湯浅はSO渕本(社4)へとパスを回し、そこから関学は左へと展開。そしてWTB松野尾がトライを決めた。得点に絡み、デビュー戦を白星で飾った。湯浅は「渕本さんに従っただけ。それしかしていない」と謙虚に語った。 「まだ大学のラグビーに慣れていない。ビデオとかで勉強して、多くのプレーを身に付けたい。自分の持ち味はキックなので次出れるときには決めたいです」。湯浅はJAPANにも選ばれた実力の持ち主。レギュラーの座を勝ち取ることはできるのか。今後の活躍に期待がかかる。
◆INTERVIEW―大崎監督
 近大戦の敗戦後、2日間ほど重苦しい空気が流れていた。しかし、その後は負けを受け入れ、しっかりと前を向いて大体大戦に備えた。コミュニケーション不足の改善など、1週間でできることをやった。そうしたことが勝利につながった。だが、勝ちが決まった後に奪われた2トライは余分。気持ちの緩みが原因であり、反省点だ。最終戦のことは考えず、チャレンジャーだと思って一戦一戦を戦っていきたい。

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