【ラグビー部】 まさかの敗北!関西3連覇ピンチ

 10月24日、近鉄花園ラグビー場第1フィールドに於いて行われた関西大学ラグビーAリーグ(対近大)。関学は2部上がりの近大を相手に、12対24でまさかの敗北を喫した。
【表面】
 開幕負けなしで関西3連覇に向けまい進していた関学ラグビー部。しかし、突如として巨大な壁にぶち当たった。今日の相手である近大に12―24で敗れ去ったのだ。試合後「敗因は気持ちの面」とこぼした主将・緑川(商4)。気持ちを切り替え、次戦からの巻き返しに期待するしかない!

【王者の油断と慢心】
 試合前から選手たちの気合は十分。今日も勝利し、3連覇へ弾みをつけたいところだった。しかし、いつもと変わらない試合前の光景も、選手たちの内心には相手チーム・近大への油断や自分たちへの慢心が巣くっていたのかもしれない。
 そして、その予感は的中する。前半3分、いきなり相手に独走トライを許す。さらに18分、追加点を許し0―12。このままで終わらない関学は、判定トライで7点を返し、7―12で前半を折り返した。まさかの 5点ビハインドで前半を終える。それでも、関西王者の関学なら必ず逆転できるだろうという確信があった。
 しかし、後半になってもいっこうに勝利への糸口が見えてこなかった。26分、ゴール前でモールから持ち出したナンバー8小原(人3)がトライを決めて同点に追いつくが、試合の主導権を握っていたのは近大だった。そして残り5分を切ったところで、何かが決壊したように、連続トライを決められ試合終了。歓喜に沸く近大サイドとは対照的に、関学陣営は水を打ったように静まり返っていた。
【よみがえれ挑戦者】
 試合後のフィールドは現実感のない光景だった。しかし、これはまぎれもない事実。今日の敗北をプラスに捉えるところがあるとすれば、それは「挑戦者」の気持ちを再燃させることができたこと。「日本一」を目標に掲げる関学が、こんなところでつまずく訳にはいかない。気持ちを切り替えて次戦に臨むしかない。もう、絶対に負けられない。(山本大輔)
【裏面】
 第3戦のスタメン表は、開幕オーダーからの変化が見られた。4人の初先発メンバーの名前。彼らの初陣は苦いものに終わったが、戦力の充実は嬉しい事実だ。朱紺の闘士の逆襲は、彼らの手によって巻き起こるか。

【初スタメン】
 開幕から連勝を飾った緑川組が第3戦目で投じた一石。スタメンのオーダーを4人、変更させたのだ。これによりメンバーの出場機会を増やすことで、チーム全体の成長を図った。
 なかでも両LOを入れ替え。この日の4、5番には上級生が名を連ねた。4番に入った竹内仁一(経4)は「裏をかくプレー」を得意としている。その〝クセ者ぶり〟はこの日発揮されなかったが、スクラムでは猛烈アピール。「春からこだわってきたスクラム。プレッシャー与えられたかな」と試合を振り返った。
 竹内の横についたのは山本有輝(文4)。小原組から残留したベテランプレーヤーは意外にも初の先発入り。必殺技である気合タックルは「抜かれなかったのは良かった」と合格点、味方を触発させる『インパクトプレー』も幾度か見せた。「『らしさ』出したいやん」と5年目のシーズンを〝らしさ〟全開で突き進んでいく。
 成長著しいFW陣ではフロントローでPR張泰堉(経3)が公式戦初先発を果たした。「寝れなかったス」と試合前日は猛緊張。ゲームでは絶対にこだわりを持つスクラムでパワーを発揮した。「スクラムトライ、相手ペナルティで認定トライ取れたときは嬉しかった」と笑みを見せた。
 BK陣で唯一変更があったのはCTB。層厚きポジションで吉原太朗(人2)がスタメンに抜擢された。が、緊張からか試合ではミスを連発。ゲーム中に切り替えることも出来ず、「何一つ良いプレーが出来なかった」と表情に影を落とした。
【次に向けて】
 結果的にリーグ戦初黒星を喫し、初スタメン組とっては少なからずのホロ苦デビューとなった。それだけに、みなが悔しさをにじませ、同時に次に顔を向けている。竹内が「来週、もう一回着れるように」と気合を口にすれば、張は「これが最後じゃないんで。次、勝とうと思いました」と頼もしい台詞。まだ残り半分以上あるシーズンで、緑川組の選手層の厚さを物語る彼らの活躍が重みを増していく。
◆INTERVIEW―大崎監督
 ウチのしたいことが本気で研究されていた。ウチはそれが来ることは分かっていたが、受け返せなかった。近大のやりたいラグビーのペースだった。ここ2試合勝てたことで、スタッフの方が自信をつけていた。それが学生にも伝染したのかもしれない。もっとチャレンジャー精神でいけてたら…。
 すごく反省している。想定外。しかし、単純に力がなかったのも事実。もう一回いちからやり直したい。

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