【サッカー部】 惜しくもベスト4入りならず、涙の引退

 12月23日、江戸川区陸上競技場に於いて、第58回全日本大学サッカー選手権大会準々決勝が行われた。関学は関東4位の駒大と対戦。魂のサッカーで延長戦にまで持ち込むも、後半にFKで決勝点を決められ敗北となった。
 11年ぶりの関西制覇など輝かしい功績を残したサッカー部の一年は、ここで幕を閉じた。だが関学の最終目標は、日本一。4年生の意志を受け継いだ下級生によって、日本一への挑戦は続く。
 村井の同点弾で2-2に追いつき、エースの下に駆け寄る選手たち
 勝てばベスト4進出、負ければ引退。両者の強い気持ちがぶつかり合った激戦となった。1回戦、格下相手に自分たちのサッカーができず苦しめられ、PK戦の末にベスト8を勝ち取った関学。今回は、関学同様プレスを武器にする駒大が目の前に立ちはだかった。
 前半12分、駒大のロングスローでゴール前にボール落とされ、そこから一瞬にしてゴール右すみへ。0-1と先制を許すと、関学は駒大のペースにのみ込まれてしまう。相手のプレスの網にかかり、中盤で攻撃のチャンスをことごとく奪われる苦しい時間が続いた。だが、復帰したゲームキャプテン・志田野(総4)が最終ラインから声をかけ、チームを鼓舞。チーム全員が駒大に負けない豊富な運動量でピッチを駆け回り、徐々に流れを関学へ引き寄せた。そして44分。粘り強く戦う関学に同点ゴールが生まれる。ゴール前のFW山内(社1)に対し、主将・高田(社4)がベンチから彼の名前を声を張り上げ叫んだ瞬間、応えるかのように、奪われたボールを取り返しすぐさまDF津田(商2)へ。そしてパスを受けたDF高松(経2)がシュートし、GKがこぼしたボールを再び蹴りこみゲームを振り出しに戻した。
 前半に追いついたことで後半は、押され気味だった関学が逆転勝利へと活気付き、試合は激しさを増す。ピンチとチャンスの連続。後半10分に失点するが、直後にはFW村井(経3)が同点弾を奪い2-2。その後、両者が猛攻を仕掛け、次々とシュートが放たれた。追加点を決めきることもできなかったが、関学はGK長井(商4)の神がかったセーブ、そしてDF飯田(社4)の体を張った守備で何度も危機を回避。走り込みで培った体力と気持ちで足を動かし、チーム一丸となったサッカーで対抗し続けた。
 そして、試合を延長戦にまで持ち込む。だが、この時点で選手の体には相当の疲労が溜まってきていた。苦しい時間帯もあり運動量の多い相手に守備でも、攻撃でも体力を奪われた彼ら。気力でボールを追い続けた。そして得点が再び動いたのは後半開始直後。開始直後にFKを直接決められ3-2となる。反撃を仕掛けようとする関学に対し、駒大はライン際でのボールキープで、時間稼ぎを始めた。3人がかりでどうにか奪って、DF上村(商4)がシュートを放つが、わずかに左にそれ得点はならず。いつも大一番で関学を救ってきたMF阿部(文2)のシュートもゴール上。完全に守りに入った相手を切り崩し、再び追いつくことはできなかった。そして10分後、会場に響いたのは、1年の長い戦いの終わりを告げるホイッスル。関学の日本一への戦いはベスト8で幕を閉じた。
 関学が誇る「魂のサッカー」を全国の舞台でも体現し、最後まで全力でチーム一丸となって戦い抜いた選手たち。試合直後は、大粒の涙を流し続けていたが、最後には晴れ晴れとした笑顔で会場を後にしていった。後輩へと日本一の夢を託し―。
試合後のコメント
志田野「0に抑えたかった。悔しい思いはある。今年は、高田を中心に一つになれた本当に最高のチームだった。この1年は一番楽しかった。怪我もしたし、優勝もしたし、いろんなことがあった。ここまで来れたのはチームのおかげ。チームには本当に感謝している」
高田「幸せでした。このチームは最高の宝物。大好きです」
村上「いい後輩に出会えてよかった。自分にとって下の存在は大きかった。今までサッカーをやってきて1番のチーム。キャプテンが素晴らしかった。みんなが、0に抑えて点差を広げて、キャプテンを出したいっていう気持ちで戦っていた。あいつがキャプテンで本当によかった。このチームは、宝物になりました」
主務・西真田(商4)「自慢できる最高のチームだった。仲間、応援してくれた人にほんまに感謝している。いろんな人に応援してもらえたことが嬉しかった。成山さん(コーチ)も言っていたけど、試合は負けたけど目には見えない、気持ち・感謝をプレーで表現できていたと思う。見ている人にも伝わった気がする。結果を出すことだけじゃなくて、もっと大切なことを知ることができた」

関学  駒大
1―1
1―1
延長0-1
2-3
スタメン
GK 1 長井
DF 3 津田
   4 志田野
   5 飯田
   26 高松
MF 2 桑野
12 村上
   18 梶川 
   19 阿部
FW 9 村井
   28 山内

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