【庭球部】 男子5連覇達成!!女子意地見せるも一歩及ばず敗北

 9月29日、シーサイドテニスガーデン舞洲に於いて平成21年度関西大学対抗テニスリーグ戦最終戦、男子対近大、女子対園女大が行われた。男子は序盤から昨年接戦を繰り広げた近大を圧倒し、7-2で勝利し、関西5連覇を決めた。女子は強豪相手に最後まで意地を見せ戦うが、序盤の負けが響き、2-3で惜しくも敗北。3年連続王座出場を逃し、4年生はこの試合をもって、引退となった。
 ついに迎えた最終戦。曇り空の下、リーグ最後の熱い戦いが繰り広げられた。男子はライバル・近大と対戦。例年し烈な接戦をしていたのだが、今年は近大の戦力低下で関学ペースでの試合となった。ダブルス1・山崎(文3)・辻田(商1)組は9月上旬に行われた関西学生テニストーナメントのダブルスで優勝した金・黒田組と対戦。辻田の力強いサービスでしっかりゲームをキープし、山崎の鋭いショットで相手を抜く。ストレート勝ちを収めた。ダブルス2の野田(経3)・秦(人2)組は全国優勝を果たしたこともある安をようするペアと対戦。しかし勢いに乗る関学は止められない。ダブルポーチで相手にプレッシャーを与え、しっかりとボレーでポイントを取る。第2セットは近大も底力を出し、すきを狙うが、競った展開で一歩関学が抜け出し6―2で勝利した。ダブルスを3本すべて取った関学はシングルスで6本中、2本奪取すれば関西制覇が決まる。
 続くシングルスも関学は攻撃の手を緩めない。まず勢いに乗った山崎は鋭いショットで相手を翻弄(ほんろう)しストレート勝ち。リーチが掛かり応援も盛り上がる。勝負を決めたのは佐藤(商4)。第1セットは彼の力強く鋭いボールは次々と決まり、6―1で取る。第2セット、相手のコースを狙う球に苦戦し接戦となるが、5―5で迎えたゲームで相手が足をつる。このチャンスを逃さず彼は相手を走らせ着実にポイントを重ね、ついに5年連続の関西制覇を決めた。応援していた選手は円陣を組み、喜びを表していた。このまま関学ペースかと思われたが近大の残る強敵はそう簡単に白星を渡さなかった。シングルス安と対戦した沓脱(経4)は自身のペースをなかなかつかめずにいた。相手のアンダーサーブで緩急を付けての攻撃に苦戦し、第1セットを落としてしまう。第2セットに調子を上げた彼は強気のフォアで反撃を仕掛ける。シーソーゲームが続くが惜しくもアウトになることが多く、最後はネットにかけてしまい黒星を喫す。主将・伊東(商4)は関西学生でも上位に入る金と戦った。伊東の武器、ビッグサーブでゲームをキープするが、金の鋭いボールに対応できず第1セットを取られた。第2セットも強い打球に押され敗北。桑原(経3)は黒田との接戦を粘りのテニスでファイナルセットの末勝ち取る。総合結果、7―2で近大を下し、優勝トロフィーを手にした。「関西王者」という周りからの期待にプレッシャーを感じていた。それはとても大きかったと伊東は語る。しかし優勝に輝いた彼らは笑顔でリーグ戦を終え、王座に向けて走り出した。
 一方、女子は最大の敵・園女大と激戦を繰り広げていた。王座出場への最低条件はこの一戦を勝利すること。しかし簡単に勝たせてはくれなかった。ダブルス1の上村(文4)・菅村由(人2)組は自身のペースで試合を進め、6―1で第1セットを取る。第2セットは相手も実力を見せ逆転を許してしまうもののファイナルセットは力強い打球や、ライン際を果敢に狙い勝利へ進む。しかし途中から調子を崩し、ダブルス2を落とす。菅村彩(社4)・戸高(総4)組はラリーが冴え、大きい応援が後押しとなり1セット先取。だが関学のミスから勝負はファイナルセットへ。相手に第2セットから相手に傾いていた流れは取り戻せず1―6で黒星を喫し、ダブルスは0―2で終えた。後が無い関学。まず菅村由は振り回されても追いつき、攻撃の姿勢を崩さない。逆に終盤には相手を振り回し、シーソーゲームを制した。続く井本(商3)はこの2戦、関学に勝利を導いてきた。対する個人戦で関西の頂点に立つ強敵に力強くラリーを制し、まず第1セットを取得した。第2セットは相手のプレーが冴え苦しめられる。意地を見せサーブで押すものの2―6で取られ試合は振り出しに戻った。何が何でも勝ちたい。しかし相手のペースを崩すことが出来ずに試合は進み、結果敗北した。関学の王座出場はなくなったものの「勝って後輩に勝った姿を見せたかった」と語る上村が大学最後の試合に臨んだ。序盤から接戦の第1セットはペースをつかめないまま2―6で取られてしまう。しかし続く第2セット、粘りのプレーで長いラリーを制し、かつ強気の打球で取り返しセットカウント1―1に持ち込む。部員全員の応援を受けコートで戦う彼女。ファイナルセットも厳しいボールにも必死に食らいついて相手がミスをするまで我慢した。相手の強気のテニスに受身になってしまい一時、4―3まで追い付かれるがコーナーを突く力強いショットで引き離して、見事勝利。輝く笑顔で部員に大きなガッツポーズを見せた。大きな歓声を上げる関学の中には涙する選手もいた。
 3年連続の王座には届かなかった。だが「今までやってきたことはすべて出せた」と上村は話した。後輩には「私たちの代で果たせなかった王座を果たしてほしいです」と、4年生は後輩に夢を託した。

SNSでフォローする
Comment (1)
  1. 豊嶋 利彦 より:

    女子部監督の豊嶋です。
    今年のリーグ戦は29日の最終戦を終え、女子は昨年の初優勝に続く2連覇を達成することができず、3年連続の王座出場をも逃し、結局2勝3敗の4位という結果で終了いたしました。
    松永副編集長をはじめ、連日の取材本当に有難うございました。激励の記事、臨場感溢れる試合展開を記述いただき、編集部の心からのご声援感謝しております。
    個人戦から今回のリーグ戦まで、あと一歩の場面の弱さを感じられた思います。来年は、もっと紙面を賑やかせることができる活躍ができるよう学生とともに練習に励みますのでご支援よろしくお願いいたします。
    男子は小生が4回生の時に途切れた関西5連覇を46年ぶりに成し遂げることができました。王座での関東勢の壁は厚いですが、
    10月末からの名古屋での学生の奮闘を是非取材いただきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です