【ラグビー部】 完封勝利!朱紺、初の関西制覇!!

 11月30日、近鉄花園ラグビー場に於いて行われた関西大学ラグビーAリーグ第7節(対天理大)。優勝がかかったこの試合。関学は流れをつかみ、前半を17-0で折り返す。続く後半、天理大は攻撃をしかけてくるも、関学はしっかりと守り抜き、結果39-0完封勝利。リーグ発足後初の関西制覇を成し遂げた。
081130rugbyB.jpg
 これが関学ラグビー部だ!優勝決定最終戦となったこの日は、その集大成にふさわしい試合展開を披露。見事完封勝ちで勝利を収める。51年ぶりの、そしてリーグ発足後初となる関西リーグ制覇を達成。朱紺の魂を轟かせた。
 最終戦。未曾有の混戦となった関西リーグも大詰めをむかえた。1敗で首位にたつ関学はこの日勝てば堂々の優勝となる。ただの最終戦ではない、その先に栄光が待つ決戦。かけつけた関学ファンがスタンドを埋め尽くし、会場は盛り上がりを見せていた。
 やがて迫る試合開始時間。そのとき選手たちの目には涙が映っていた。直前のアップ時、出場のない4年生が出場選手のタックルバックを率先して担っていたという。感謝の気持ちがあふれる涙となる。「こいつらのためにやってやろう」。主将・室屋(社4)をはじめ全員が気持ちを一つにして試合へ臨んだ。
 聖地・花園に響く「出陣の歌」に、会場のボルテージは最高潮に。大声援がフィールドに立つ選手たちの背中を押す。たぎる闘志に、涙は消える。最後の戦いが始まった。試合は序盤からペースを握り天理大を圧倒する。まずは開始8分にFL西川(文3)がトライを決めた。「最初のワントライで安心した」と牟田監督。栄光へ向け、まずは第一歩を踏み出した。そして20分にはWTB長野(社2)が敵をかわし、ゴールラインへ駆け抜ける。「まわりが自分を活かしてくれた。全員で取ったトライ」。エースの得点シーンに関学サイドは沸いた。この後、長野がまたしてもトライを決め得点差を広げる。17—0で前半を終了した。
 後半も開始早々の相手のミスから長野がトライを決めると、13分にはNo.8大滝(社3)が隙を突いての得点。関学の誇るトライゲッターたちが攻撃に花を咲かせた。一方で相手に点を許さないのはディフェンス面でのプレー。「自分たちのやってきたことを出せた」(室屋)と今年のテーマとしてきた防御が完璧に相手の攻撃を封じる。攻守ともに関学が支配し、着々と時計の針は刻まれていった。
 やがて近づく試合終了のとき。スタンドから校歌「空の翼」が歌われ始める。そしてノーサイドの笛が鳴り響く。沸き上がる歓声のなか、ベンチにいた選手たちも無我夢中で飛び出し、フィフティーンのもとへ。フィールドの真ん中で全員が喜びを爆発させる。誰もが待ち望んだ瞬間だった。
 つかみ取った関西一の座。開幕戦で同大を下してからは、近づいて見えた。それでも「一戦一戦を大事に」臨んだ。チャレンジャー精神こそが彼らのモットー。だがこれほど強い挑戦者はいない。攻撃面もさることながら、特筆すべきはディフェンス面。リーグを通じて磨きがかかり、理想の形を作り上げた。この日も39ー0と点差を空けての完封勝利。〝攻撃のディフェンス〟という一見矛盾して見える台詞が関学ラグビーの象徴として光る。
 群雄割拠のリーグ戦を制し、その名を轟かせた関学。新たなる時代を駆ける朱紺の魂は永遠に語り継がれることだろう。
081130rugbyA.jpg【闘将・室屋 聖地・花園に舞う】
 80年の歴史のなかでリーグ発足後は初めて、ただ1人チームを関西制覇に導いた男、室屋雅史(社4)が聖地で舞った。試合後の「ムロヤ」コールにはやしたてられ輪のなかに。チーム全員が、主将の背中を押し上げた。
 試合直前。その顔は涙でくしゃくしゃだった。アップの際に、試合に出られない4年生が率先して練習に加わった。そのことへの感謝の気持ちがあふれる涙となって出た。「4年生が引っ張ってくれた。こいつらのために優勝しよう」。出場できる幸せを胸にフィールドに向かった。
 むかえた最終戦の選手入場。先頭でグラウンドへ入った闘将の背中に、応援する部員たちやOB、関学ラグビー部を愛する者全ての視線が集まった。「人の多さに緊張したけれど、応援してくれる声が力になった」。すでに闘将の目に涙はない。これまでと変わらない室屋の姿がそこにはあった。
 CTBとして、主将として誰よりも「体を張ろう」と心に決めている。その思いはプレーとして表れる。相手の進撃を阻むタックルは脅威。今年掲げたチームのテーマ「ディフェンス」を体現している。だが今季リーグは開幕で戦線を離脱。日程の半分を消化しても出場できずにいた。けれども闘志は消えず。復帰戦となった摂南大戦では強烈タックルをぶちかました。「出るからには相手を止める」。プレーで引っ張る主将の姿にチームは幾度も鼓舞された。 
 試合終了後、選手たちと喜びをわかつ室屋。「ここまでやってこれたのは、みんなのおかげ」。スタンド前にも駆けつけ、声援を受けた。実感は沸いてなかったというが、笑顔がはじける。ラグビー部を囲む存在みんなが彼を信じ続けた。そして、この日「関西制覇」という最高の結果で応えてみせた。唱え続けた目標も達成し、また自らのプレーで牽引する室屋はまさに、朱紺の魂を宿した闘将であった。

SNSでフォローする
Comments (4)
  1. 豆太郎 より:

    素晴らしい快挙!
    ♪\(>∀

  2. のぶひこ より:

    51年ぶりの快挙、本当におめでとうございます。この感激にどっぷり浸ってください。そして次は、関学ここにありを関東に見せつけてください。大学選手権での活躍を期待しています

  3. 卒業生 3 より:

    現地観戦しました
    選手達は大観衆、大歓声を全身に吸い込み、プレッシャーを力に変えましたネ
    勝利は勿論完封とは、正直ここ迄やってくれるとは!
    今日は勝利を十分喜び合って下さい
    明日はしっかり休んで 又明後日~ 大学選手権に向けて
    一丸で チャレンジャ一精神を忘れず 頑張って下さい
    勿論 選手権も応援に行きます
    お疲れ様でした そして おめでとう!!

  4. Sotaro より:

    アメリカンが負けて今シーズンは終わったか...と意気消沈していたら、ラグビー部がこんなすごい快挙を。甲子園行けなくなったけど国立行くぞ~!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です