【ラグビー部】 京産大に圧勝。朱紺の勢いは止まらない。

 10月18日に花園第2に於いて行われた関西大学Aリーグ第2節。関学は昨年関西リーグ2位の京産大を圧倒する。WTB長野(社2)の今季初トライもあり、完全に試合をものにした関学は66—0という大差で勝利した。
第2戦号外

関 学

26 40 66
 前半   後半   Total 
京産大


 胸のすくような圧勝劇。いったい誰が、昨年の関西2位・京産大を相手にこのスコアを予想しただろうか。同大に勝利して勢いに乗っているとはいえ、これは一つの確信を持たざるを得ない。そう、「今年の関学は強い」。
 その勝利の立役者ともいえるのが、7人制ラグビーの日本代表から帰ってきて今期リーグ戦初出場となった長野直樹(社2)だ。5日の同大戦、関学が歴史的勝利を収めたとき彼は香港にいた。日本代表として、試合に臨む直前に味方の勝利の報せを聞いた長野は「とても力になった。関学ラグビー部の一員で良かった」。だが同時に、その場で喜びを分かち合えなかった悔しさも少なからずこみ上げた。自身が、そして周囲も待ち望んだ「長野の開幕」。一人のラガーマンの内に秘めたる闘志がこの日、爆発した。
 序盤は硬さが浮き出た。「走りきれず、中途半端だった」と振り返るが、試合が進むにつれ尻上がりに調子をあげていく。「15人制ラグビーの勘を取り戻すのにしばらくかかった」と長野。だが、そんな様子を微塵も感じさせず正確なパスと持ち味の走力を活かしたステップで相手を翻弄(ほんろう)する。やがて前半36分にはロングフィードを駆け抜け今期初トライ。「今日は余裕が無かった」と話すも、その圧倒的存在感を存分に見せつけた。ディフェンス面でも「今年のテーマはパワーディフェンス」と語るように、〝攻撃は最大の防御〟を体現した内容でチームに貢献した。「成長して帰ってきてくれた」。主将・室屋雅史(社4)も目を細めた。
 長野のみならず、この日はチーム全員が闘志みなぎるプレーを見せた。体格差にも負けることなくFW陣は奮闘。意識していたディフェンスも機能し、敵の攻撃を封じ込める。「競る」(室屋)とふんでいた予想を大きく外れる嬉しい誤算。終わってみれば66—0の圧勝でノーサイドとなった。昨年のリーグ上位2校を破るという事実を前に、関学の実力を疑うことはできない。この勢いは、関西1位の座まで衰えることなく続くのか。その真価を問われるのは、26日にある昨年関西3位だった大体大との試合だろう。長野も「大体大を倒したら本物かな」と語るように、彼らの心に驕りは決してない。栄光の座へ向けて、朱紺の闘士たちの快進撃はまだ始まったばかりだ。

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