【馬術部】 西脇、悲願の関西制覇。

 9月7日に大阪乗馬協会において行われた関西学生馬術選手権大会・女子選手権大会。女子選手権で西脇万美子(社3)が優勝を果たした。また選手権(男子)でも三木翔一郎(商1)が堂々の2位に。関学の中心ライダー2人が活躍を見せた。
 自身初の関西ビックタイトルを勝ち得た西脇(乗馬・プレシャスメモリー号)一度も止まることはなかった。午前中に女子複合を制覇した勢いそのままに臨んだ女子選手権決勝の舞台。自馬も貸与馬も関係ない。ただ栄光に向けて彼女は駆け抜けた。
 障害2回走行で争われる決勝の舞台。1走目は障害落下を1本だけに抑える走行を見せる。決勝に残った4人のなかで2番目の好走行で優勝圏内にぐっと近づく。優勝はもはや1走目の上位2人に絞られた。その差はほんのわずか。次の2走目の減点を最小限に抑えさえすれば—。
 そして西脇は大量減点となる反抗もなく、落下減点はあったものの完走を果たす。ポイントで首位の選手を上回り逆転優勝。最後の障害をクリアしゴールした際は、女子複合のような喜びを全身で表したガッツポーズは無かった。それでも輝く太陽の下に、満面の笑顔が光った。「やるしかない状況。勝てたことは本当にうれしい」。勝利を必死に狙いにいくどん欲さはこみ上げてこなかった。それは彼女の性格からくるいつものこと。けれども今大会は彼女を囲む周りのことが全てうまく作用した。自身が選手権の鍵と話すくじ運は2日間とも絶好の試合状況を与える。入ったブロックや出場順、また騎乗した馬匹に関しては「一番良い状態で乗れた」。運だけではない。彼女の騎手としての実力があったからこそ勝利の女神はほほえんだ。
 長いトンネルをくぐり抜けた。「やっと勝てた」と胸をなで下ろす。大学に入ってこのかた、セレクションとしてのプレッシャーに幾度となく襲われた。それは部の中心選手となった今日もさらに大きくなって身にふりかかる。辞めたいと思ったことは少なくない。だがこれまで過ごしてきた時間は徐々に、そして確実に彼女を成長させていた。「精神的な成長、責任と自覚が結果につながった」と主将・辻本康平(経4)。2年半の間くすぶり続けた。それがいま解き放たれた。「少しでもチームに貢献したい」。この日関西No.1の座を勝ち得た彼女がこれから関学馬術部を代表するライダーとして躍動する。

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