【軟式野球部】 全国制覇にあと一歩届かず/全日

 9月3日、サーパススタジアムに於いて行われた第60回全日本大学準硬式野球選手権大会(対中大)。関学は中大に先制されるも、6回に斎本(商4)の犠牲フライなどで逆転する。しかし9回に同点となる1点を追加され、延長戦へ突入した。そして10回ウラ、2死三塁の場面で中大の4番バッターにタイムリーヒットを許し、まさかのサヨナラ負け。関学は2-3で惜敗し、日本一にあと一歩及ばなかった。
同点タイムリーを放つ村田関  学  000 002 000 0  =2 H10 E1
中 大  000 010 001 1× =3 H9  E1
関学打撃成績
         打安点
(三) 西尾   4 1 0
(二) 濱口   4 0 0
(遊) 久保田 4 1 0
(中) 畠嶋   4 2 0
(一) 村田   3 1 1
 一  原本   1 0 0
(捕) 斎本   4 0 1
(右) 田中   5 2 0
(投) 塩澤   4 2 0
 打   森   0 0 0
 投  吉川   0 0 0
(左) 原田   3 1 0
投手成績
    回 球数安振球失責
塩澤  9 117 8 2 2 1 1
吉川  1  16 1 0 0 1 0
準優勝おめでとう! ついにここまで登りつめた。全日本大学準硬式野球選手権大会決勝戦。これまで、中京大、法大などの強豪校を破り悲願の決勝進出を決めた関学。決勝戦の相手は、昨日延長15回の死闘を制し、決勝戦に駒を進めた中大。相手にとって不足なし。晴れ渡った空の下、ついに頂点をかけた戦いが始まった。
 関学の先発マウンドには、ここ5日間で3試合目の先発となる塩澤(商3)が上がった。その塩澤は、初回いきなり先頭打者にヒットを許し得点圏に走者を置くが、後続を落ち着いて断ち、立ち上がりを無失点で切り抜ける。2回以降も毎回走者を背負う苦しいピッチングとなるが、いつも通りの粘り強い投球で中大に得点を許さない。だが迎えた5回、先頭の代打山根にレフトスタンドへのホームランを浴び、先制点を許してしまう。しかし、ここで大崩れしないのが塩澤の真骨頂。続く3人をあっさりと打ち取り味方の援護を待つ。すると直後の6回、相手の投手交代を機に打線がつながりを見せる。3番久保田(経4)の絶妙なバントヒットなどで1死満塁と絶好のチャンスをつくると、5番村田(文4)が三遊間をしぶとく破り1-1の同点に。さらに続く斎本がセンターへ大きな犠牲フライを放ち、すぐさま逆転に成功した。7回にも2番濱口(経4)がセーフティースクイズを仕掛けるなど追加点を狙いにいくが、ここは惜しくもホームで刺され、得点とはならない。そして、そのまま両チーム追加点が奪えないままイニングは最終回へ。全国制覇まであとアウト3つ。先頭打者を1球で打ち取った塩澤だが、続く打者に四球を与え、セカンドゴロの間に二塁進塁を許す。一打同点のピンチを迎えるが、すでに2アウト。あと一人抑えれば日本一である。一方の中大も何とかしようと代打攻勢をかけてくる。そしてこの場面で代打は、中大の主将・加藤木。関学の左腕エースと中大の主将との対決になった。初球ボールの後迎えた2球目、塩澤が投げ込んだ一球をはじき返し、打球は左中間へ飛んだ。センター畠嶋が懸命に追う。そしてボールめがけて必死のダイブ―。しかし、ボールは畠嶋が差し出したグラブのわずか先を抜け、まさかの同点タイムリーとなってしまった。ボールが転々とする間にバッターランナーも三塁を狙うが、ここは落ち着いた中継プレーで刺し、試合は延長にもつれ込んだ。
今日で引退の4年生
 延長10回ウラ、関学は塩澤に代え吉川(社4)をマウンドに送った。しかし、先頭打者のショートへの痛烈な当たりを名手久保田がはじき、サヨナラのランナーの出塁を許してしまう。その後送りバントなどで2死三塁となり、打席には4番の金城。敬遠策も考えられたが、バッテリーはあえて勝負を選んだ。そしてカウント1-1からの3球目。金城の打球はまたもや左中間へ。レフト原田(商2)、センター畠嶋が落下点に走るが、ボールは無情にも二人の間に落ち、この瞬間試合は決まった。サヨナラ負け―。優勝まであと1アウトに迫りながらの悔しい敗戦。涙に暮れる選手もいた。だが、けがでこの試合を欠場し、ベンチからナインに声援を送り続けた主将・杉原(経4)は「最高の仲間とここまでこれたことを幸せに思う。悔いはない」と胸を張った。閉会式後、胸に輝いていたのは金色のメダルではなかった。だが選手たちは、手にしたメダルを誇らしげに掲げ、みな笑顔を浮かべていた。昨年の全日1回戦敗退、今年の準優勝。来年目指すものはただ一つだけ。「日本一は次のチームに託します」。杉原の言葉通り、今大会を通じて一回りも二回りも大きくなった後輩たちが来年必ずや、栄光をつかみ取ってくれるに違いない。
試合後のコメント
主将・杉原「正直ここまで来れるとは思っていなかった。4年生には特にそうだが、チーム全員にありがとうと言いたい。主将として至らない部分も多かったが、みんなよくついてきてくれた。普段の練習、リーグ戦、関西制覇、トーナメント、全日決勝、本当に毎日がいい思い出です!」

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