【ヨット部】 470級全国制覇

 10月31日~11月4日に行われた、第72回全日本学生ヨット選手権大会(於:柳ヶ崎沖ヨットハーバー)。関学の470級は安定したスコアを守り切り、創部初となる全国制覇を成し遂げた。
 10月31日~11月4日に柳ヶ早崎沖で行われた第72回全日本学生ヨット選手権大会。関学は慣れない琵琶湖の環境に戸惑いながらも、チーム力で克服し、470級で41年ぶりとなる全国制覇を成し遂げた。
 大会初日は無風状態のために、試合が中止に。選手たちは出ばなをくじかれたが、ここで集中力を切らすことなく2日目を迎えた。470級は8時出艇。風の変化が激しいため10時ごろ試合開始の旗が揚がる。待ちに待ったスタート。フライングをしてしまう艇が続出するが、関学の3艇は、落ち着きのあるスタートを切った。市野(商2)の艇を中心に3艇一丸となり、レースを展開する。第1マーク、第2マークを順調に進み、市野・中野(社1)組が4位でゴール。7位に牛尾・門田(経3)組、続いて酒井(法2)・佐藤(社2)組がフィニッシュ。第1レースで最高の走りを見せる。合計得点で他大学に差をつけて、1位を獲得した。彼らはモチベーションが上がり第2レースへ向かう。しかし風向きが変わってしまった。風が読めず酒井・佐藤組が順位を落としてしまう。監督の指示でメンバーチェンジを行った。そして、気を取り直し挑んだ第3レース。関学はペースを取り戻し、スコアを伸ばす。しかし2位の早大との得点差は13点、気が抜けない状況で初試合が終わった。
 3日目も風が不安定なため、長時間湖上での待機を余儀なくされる。この間も、風の情報を集めレースを待つ。湖に出てから5時間後、試合が開始された。風は微弱、風向きの予測が難しいコンディション下で、ここまで順調だった早大もペナルティーを2艇出してしまう。しかし関学はノーペナルティーで切り抜け、レースを終える。関学は早大との点差を39点と、差を広げることができた。
 最終日も風が安定しない中、レースを試みる。しかし風がやみ続行が不可能に。湖に出てから5時間後に試合終了の合図が琵琶湖に響く。この瞬間、関学の優勝が確定した。
 この栄冠に河野監督は「みんなよくやった」と歓喜の涙を浮かべた。全国に出場する強豪チームには、関学より個人の実力が上の選手が多い。その上、琵琶湖を地元とするチームと経験差もでる。関学はこのハンデを補うために、チーム力の強化にポイントを置いた。夏の強い日差しの中も、31人が毎日海に出て練習を重ねる。お互いを信じ、チーム全員で優勝へのモチベーションを高めていった。その努力が実り470級で日本一という称号を手にした。この結果は日本一のチームワークを持った証である。
今回はスナイプ級が11位という結果に終わり、総合では全国6位と少し惜しい結果になった。しかし日本一のチームワークを持ったこのチームはますます活躍していくだろう。その上来年のインカレは西宮ヨットハーバーで行われる。慣れ親しんだホームでの開催に連覇の期待が高ぶる。監督は「これから新しい伝統を創っていきたい」とこれからの意気込みも話す。これからも飛躍し続けるヨット部にらますます目がはなせない。
大会結果
470級
1位 関西学院大学 240Pt
2位 早大 240Pt
3位 立命 254Pt
スナイプ級
1位 京産 204Pt
2位 日体 260Pt
3位 立命 288Pt
      ・
      ・ 
11位 関西学院大 500Pt
総合
1位 京産 538Pt
2位 立命 542Pt
3位 同志社 476Pt
4位 早稲田 603Pt
5位 日大 682Pt
6位 関西学院 711Pt

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