【アメリカンフットボール部】 課題の残る2勝目

 9月16日、王子スタジアムで行われた関西学生アメリカンフットボールリーグ近大戦は48対21で勝利するも、ディフェンス面の問題が残る結果となった。
 リーグ戦開幕から抱える主力選手の負傷が響き、依然としてチーム状態が万全とは言えないファイターズ。今日の試合のキーとなったのはキッキングとランプレーだった。
 試合が動いたのは1Q残り5分。近大のパントを関学DEF陣がブロック。弾いたボールをDB徳井(総3)が近大エンドゾーン目前でキープし、チャンスを演出する。突然訪れた好機を逃さず、RB横山(文4)が走り抜けTD。けがによる長期離脱からの復帰戦で健在ぶりをアピールした。第2Qに入ると今度は近大DEFがK大西(経4)のキッキングをブロック。しかしH浅海(社2)がこれをカバーしファーストダウンを更新する。攻撃権を維持した関学はそのシリーズをTDで終え、得点を14とし、突き放す。だが次の関学の攻撃、QB三原(経4)から手渡されたボールをRB稲毛(経3)がファンブル。近大がこれをリカバーしまさかのリターンTDを決められてしまう。しかし慌てない関学。直後の攻撃でショートパスを受けたWR榊原(経4)がフィールド中央付近から近大DEFをごぼう抜きにしTD。さらにTDとFGをひとつずつ決め、31-7で前半を終了する。
 後半に入っても関学優位は揺るがない。開始1分と経たずに三原からWR秋山(文4)への超ロングパスTDが成功。実に72ヤードを切り裂くビッグプレーが生まれた。だが、守備面で異変が起こる。近大のラン一辺倒とさえ言える攻撃が全く止められないのだ。第3Q残り5分半から近大はランプレーのみの攻撃を展開。じりじりと進軍する近大は、ついに第4Q最初のプレーでフィールドの端まで進み切りTD。関学はタイムアウトを挟むものの、DEFが機能しない。対応しきれないまま次のDEFでも同じ攻撃を受け続け、3度目のTDを許してしまう。最後の37ヤードFGも外してしまい、後味の悪い勝利となった。
 近大の15回のファーストダウン更新のうち、12回がランプレーによる更新―。この異常事態に鳥内監督も苦虫をかみつぶしたような表情で「ディフェンスに覇気がない」とぼやくしかなかった。フルメンバーでの布陣ではなかったにしろ、今後他チームに付け入る隙を与えかねないDEF陣の改善が次節、同大戦までの大きな課題となりそうだ。
試合後のコメント
鳥内監督「DEF陣に力がない。特に4年生から覇気が感じられない。追い込まれた時に機能していないし、プレッシャーに負けてしまっている」
RB横山「チームとして良い結果を残せていない。練習から試合の意識を持ってできていないように思う。でも僕個人としては3年ぶりのフィールドで2つもTDを決められ、すごく嬉しい試合になった。チームメイトの励ましのおかげです」

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